イケてる太陽神デザインのアルゼンチンコイン 旧1ペソ
皆様こんにちは(*^^*)
SWING BYのオーナーをしている 寒川 哲也です。
お店では日本では珍しい、コインで指輪・ペンダントを作る体験教室を開催しています。
常に15.000種類のコインを店頭に並べ、自分の生まれた生誕年・結婚記念などのコインを選んで頂き
全ての工程を2時間かけてお客様に体験して頂いています。
ここでは体験教室にて人気のあるコインを紹介していきたいと思います。
まず初回ですが、何とオーナーの昔からのあだ名なんですが寒川なんでサンちゃんと言われてました!(^^)!
あ、その時代ですが皆さんご存じのサンちゃんスーちゃんの
天気予報もあったから?年がばれてまう(笑)
その影響で昔から太陽のデザインが凄く好きでコインも長年気に入るデザインを探していました。
そんなサンちゃんが見つけたイケてる太陽のデザイン・・・アルゼンチンコイン!!
■■■アルゼンチン旧1ペソ■■■
《通貨名》現行アルゼンチン・ペソ
1992年に、それまで流通していた「アウストラル・ペソ」がインフレーションにより額面が大きくなりすぎたため、10000アウストラル・ペソ=新1ペソとして導入。
《発行期間》1994~2016年
《材質》内側が銅アルミニッケル合金、外側リングは白銅(銅とニッケルの合金)
《重さ》6.4g
《直径》23mm
《厚さ》2.2mm
《累計発行枚数》10億6000万枚
●豆知識●
皆さんご存じですか?
コインでは無いですが国旗で太陽のデザインが刻まれている国がどれだけあるか?
正解は日本やパラオ、キリバス、マーシャル諸島、フィリピン、ネパール、バングラデシュ、カザフスタン、キルギス、マケドニア、マラウィ、ナミビア、ニジェール、ルワンダ、アンティグアバーブーダ、ドミニカ国など、世界に17か国ほどあります。
そんな中で顔を描かれたチャーミングな太陽を持つのはアルゼンチンと、
ウルグアイ(^.^)アルゼンチン・ウルグアイは断続的に表情のある太陽がコインにも採用
お客様からはメッチャブス可愛いらしいと愛されています💕
★5月の太陽とは?★
この愛らしい太陽ですが実は独立運動のシンボル「5月の太陽」と言われているそうです。
「5月の太陽」なんじゃそら?
あ、5月に独立運動が始まったから!!
独立運動の際、新政府が樹立された瞬間に・・・・
太陽が雲の切れ目からひょこっと顔を出し良い前兆と呼ばれ
それ以降コインに採用されるようになったようです。
あ、アルゼンチンコインですがよく見ると光線が32本
ウルグアイコインは光線16本ある~~
何か光線の数だけ良いことが有りそう!(^^)!
●太陽図案●
今回、紹介しているバイメタル1ペソ硬貨の裏面は「5月の太陽」で二色・・
表面にはアルゼンチンの国章が書かれています。
ペンダント・リングどちらに作り変えてもカッコよし!
1ペソ硬貨の反対面には、アルゼンチンの国章が描かれています。
●国章のデザイン●
国章の最上部に太陽が
今まさに昇ろうとしているじゃないですか?
調べてみるとアルゼンチンの繁栄を表しているようです。
(コインには入っていません)
真ん中部分ですがおっちゃんにはかなり見えにくいですが何か握手してない?
さあ、気になるので調べてみました(笑)
握手の手で握る棒は、昔戦いで使われた長い槍状の武器の様です。
武器の先には赤い三角帽子が有り、「フリジア帽」(注1)と・・
(注1)フリジア帽は、自由身分を得た解放奴隷が被り「隷属から自由への開放」を意味し
握手、武器、フリジア帽で、「自由のために戦う意思と力」を表しているそうです。
楕円を取り囲んでいる葉っぱの輪は月桂樹で、
ギリシャの古代オリンピックでは(そして、2004年のアテネオリンピックでも)
勝者に月桂樹の冠が捧げられました。
月桂樹は、「勝利と栄光」やねんて・・
何か調べれば調べるほどに意味が有り、ワクワク(^.^)
●国章の文字●
英語で書いてるから何て書いているのであろう??
REPBULICA ARGENTINA ➡ アルゼンチン共和国
EN UNION Y LIBERTAD ➡ 統一と自由の元に
PRIMERA MONEDA PATRIA ➡ 祖国の最初の硬貨
●類似の硬貨●
たまに見かける大きさデザインが似ているアルゼンチンバイメタルコインが
存在するのですがこれは何??・・気になるので調べてみました(笑)
《発行期間》2013年のみ
《材質》内側が銅アルミニッケル合金、外側リングは白銅(銅とニッケルの合金)
《重さ》6.35g (通常貨より0.05g軽い)
《直径》23mm
《厚さ》2mm (通常貨より0.2mm薄い)
《発行枚数》2億2400万枚
「アルゼンチン独自通貨発行200周年記念」の1ペソで、2013年に発行
流通用記念貨で、発行枚数も多いので、価値はそれ程なし・・
通常貨が累計発行枚数10.6億枚 ➡ 200周年記念貨は2.2億枚発行されました
違いは5月の太陽の下の発行年だけみたいです(^.^)
「1813-2013」と刻印されています・・200周年て事ね!
●このコインの鋳造元●
コインを細かく見ているとどこの国でもミントマーク(注2)を入れる事が多いのがコインの常識ですが
今回紹介するアルゼンチンコイン、どこにミントマークが有るのか調べてみました!
(注2)ミントマークとはどこでそのコインが製作されたを示すマークです。
[無印]アルゼンチン共和国造幣局(アルゼンチン、ブエノスアイレス)
[A]韓国造幣公社(韓国、太田市)、
[B]王立造幣局(イギリス、ラントリサント)、
[C]パリ造幣局(フランス、ペサック)、
[D]メキシコ造幣局(メキシコ、メキシコシティ)
[E]イタリア国立造幣局(イタリア、ローマ)、
発行年によって違いますが、以上の6種類が発行されています。
A~Eは、コインの国章の両側に刻まれている識別記号です(写真参照)。
老眼の僕にはかなり細かすぎて見えにくいですが入っているじゃないですか
これからコインを細かく見る際に気になる一つですね・・
他の国ではこのミントマークでコインの価値が数十倍変わってくるんです
何故か・・・製造枚数が少なく貴重なためです。
是非皆さんもコインをチェックする際は確認して見てね?
●「5月の太陽が消えた」?●
一つ気になることが?
最近のアルゼンチンコインには「5月の太陽」が書かれていないので何故?
気になったので発行されてから現在までを調べちゃいました(^.^)
1994年に発行された
↓
1190年代後半、通貨暴落東南アジア通貨危機など、世界中の新興国がアルゼンチンでも起こる
↓
2001年12月に債務不履行(デフォルト)に陥りペソは徐々に価値を下げました
↓
2002年以降は一旦為替レートが安定し、2004年~2008年8月までは1アルゼンチンペソ=35~40円で推移
↓
2008年9月に起きた、アメリカ発の金融危機リーマンショックを境に、再び大暴落が始まる
↓
2016年には1ARS=7円前後まで下がりました。
↓
バイメタル硬貨は単一素材のものより製造コストが高いため、発行は2016年で終了
↓
2017年からは新しいシリーズの1ペソ硬貨に置き換わりました。
↓
アルゼンチン・ペソの為替レートはその後も下落は続き(2022年現在、1ARS=約1円)
↓
新硬貨を発行してまだ5年ですが、新旧1ペソ貨とももうほぼ使われていないそうです
メッチャ残念((+_+))
またいつか「5月の太陽」が復活する日が来るかも?
それまで楽しみに待ってま~す(*^^*)
さて、初めてのコイン紹介でしたがどーでしたか?
次回はデンマーク?日本?アメリカ????調べて見まーす
是非、チェックしてみてください。
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